副代表が帰ってきました。
タイトルからして私的すぎるかと思ったのですが、代表からOKが出たので、
台湾留学から帰国しました副代表の孝明が台湾という国についてお話ししたいと思います。
前回僕が更新した時は取り急ぎ高雄レインボープライドの雰囲気について簡単に紹介させていただきましたが、
実際に10ヶ月も暮らしてみると、日本の、そして台湾の様々なことが見えてきて、高雄レインボープライドの紹介だけで終わるのは勿体無いと思いましたので、
今回から数回にかけて台湾について語ろうかと思います!
台湾では同性結婚がついに認められることになり、2年以内には施行されるという事なのですが、
ところで台湾ってどんなとこ?という人もいると思いますので、とりあえず今回は僕の台湾での生活について簡単にお話しします。
(興味ないとか言わないで)
もちろん追い追い台湾のLGBT事情にも触れて行きますので安心してください。
台湾の高雄市(台湾南部の都市)にある大学に交換留学として10ヶ月通いました。
大学は海に面しており、学生が自由に出入りできるビーチもあります。
寮は4人部屋、しかも山の上ということもあり、日本での生活とは比べ物にならないくらい不便でした。
バスもあることにはあるけど、本数が多いわけでもないし、
その上、高雄は東京に比べたらびっくりするくらい暑い!
3月ごろから夏服を着ていたような気がします。
4人部屋には冷蔵庫も電子レンジもなければ、キッチンもありません。
自炊よりも外食の方が安い台湾ですが、自分の故郷の味を食べたくなっても作ることができないので、胃腸が弱い僕はとても苦労しました。
学食のメニューは麺類が中心で、自分でおかずを選ぶビュッフェ形式のお弁当も売っているのですが、日本のものに比べると油が多く、味が濃いため飽きやすかったです。
ちなみにこれは水餃子とスープのセット、これで大体200円くらいです、安っ!!!!
今となってはその味が恋しくなってしまうほど台湾を愛してしまっているわけですが笑、慣れるまで2、3ヶ月は苦労しました。
食べ物の味に関しては、八角などの日本ではあまり使われない香辛料以外、日本食とさして変わらない味付けなので抵抗なく食べられるものも多く、それが近年の台湾旅行ブームを後押ししているようです。
もちろん魅力は食べ物だけじゃありません。
例えば、
こんなのとか、
こんな綺麗な風景だって見れちゃいます。
(上が彩虹村,下が高美濕地です。どちらも台湾中部にあります)
九份(千と千尋のモデルとなったと言われている観光地)以外にも、みる価値があるものがたくさんあります!
しかし、旅行では理解しきれない魅力が1つだけあります。
それはズバリ、人のあたたかさです。
いや!旅行中も感じられたよ!?
道案内してくれたし、みんな親切だったよ!?
そんな声が聞こえて来そうですが笑、
暮らしてみて、いろんな台湾の人と関わってみると、
もっとそのあたたかさが身に染みるようになります。
地元の人が行くような程よく古びたバーによく入り浸っていたのですが、
こちらが中国語ができるとわかった瞬間、ガンガン話しかけてくるその勢いに最初は圧倒されっぱなしでした笑。
人懐こくてオープンマインド、感受性豊かでよく笑いよく泣く笑、そんな人たちに囲まれて過ごした日々は、本当に忘れられない大切な宝物です。
街を歩いていても、自分が一言「助けてほしい」と言えば、誰でもすぐに駆けつけてくれそうな、そんな安心感が台湾にはありました。
多くのセクシャルマイノリティー当事者の人々が、行き場を失い、助けを求めることも出来ずにもがいていると思います。(もちろん僕もその1人です)
でも、僕のように、逃げ場を見つけられる人もいます。
僕は今、いつでも台湾に「帰れる」、そして台湾で出会ったたくさんの大切な人が「待っていてくれる」、そう思えるから、たとえ辛いことがあってもきっと立っていられる、そう思えます。
…すこし脱線してしまいましたが笑、言いたいことはただ1つ、僕の経験上台湾はとても素敵な国だということです。
長くなってしまったので今回はここで終わりにしたいと思います、次回からは、台湾のLGBT(セクシャルマイノリティー)事情について感じたことなどを書いていきたいと思います。
(大学内で見かけた、同性愛の子を持つ親のコミュニティのポスターです)
しばらくお付き合いくださいね!
(孝明)
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