映画の7月

こんにちは! 初めましての人は初めまして! うしおです!

今回でブログ記事を担当するのも2回目となりますが、またこうして文章を載せてもらえるのは喜ばしい事なので、張り切って書いていこうと思います!

7月のPrismの活動ですが、12日に映画館へ映画を観に行き、20日に大学の教室を借りて映画を観るという、映画三昧の一か月でした。


まず、12日ですが、ユジク阿佐ヶ谷にて「LGBT映画特集」が開催されていたため、これを機にと集まれたメンバーで梯子して映画を観ました。

観た映画は『バッド・エデュケーション』と『ムーンライト』の2本です。

『バッド・エデュケーション』はスペインが舞台で、同性愛者である事を公言して活動しているペドロ・アルモドバル監督の半自伝的作品となっています。映画監督の青年エンリケの元に彼の友人イグナシオがある一本のシナリオを持って訪れるところから物語が始まりますが、謎解き感覚で物語が進んでいきます。これ以上話すとネタバレになるのでここまでで!

『ムーンライト』は第84回アカデミー賞受賞作としても名高い作品。僕は一度観ていましたが、再度見る事で新たな発見もありました。

主人公シャロンを追いながら物語が展開されます。物語は非常に淡々としたものですが、俳優陣の演技や鮮やかな映像美で思わず作品の世界へ引き込まれてしまいました。複雑な家庭環境や学校でのいじめ、そして、唯一の友人であるケヴィンとの関係性を通して、シャロンは自分自身の居場所を探し求めていきます。流石アカデミー賞受賞作であって映画館は満員でしたが、映画が始まる前の賑やかさとは打って変わって、終わった後のあの静けさは今でも忘れられません。


そして、20日は5限後が終わった時間帯から、教室の一室を借りて映画上映会を行いました。

この日に観たのは『チョコレートドーナツ』です。この映画も映画館で公開されている時に観に行っていたのですが、好きな作品の一つなのでもう一度観たいと思い、今回の上映会に参加しました。

この作品は1970年代のアメリカ・ブルックリンでの実話を元にして作られています。ショーダンサーであるルディと弁護士のポールの男性同士のカップルが、薬物中毒で捕まった親からダウン症の少年・マルコを引き取り、3人で幸せな家庭を築きます。しかし、1970年代は同性愛へ対する偏見の大きかった時代。法と好奇の目に触れてしまい、ルディとポールはマルコと引き離されてしまいます。

3人の間から垣間見る事のできる確かな愛情を阻む偏見。時代に翻弄されざるを得ない状況にどうしようもない気持ちでいっぱいになってしまい、2度目の鑑賞にも関わらず、思わず涙が溢れてきてしまいました。正直、この記事を書きながら思い出してしまい、また涙が出てきそうになっています……。


 このようにサークルで映画を観る機会を作ってくれたおかげで、久しぶりに映画充をする事ができました! 時間やお金がなくてなかなか自分から映画を観に行かないという人も多いと思うので、サークルの活動の一つとして映画観賞をするのはきっかけ作りとしてナイスだなと感じました。

また同じような活動があればぜひ参加したいと思っております! 個人的には『ミルク』か『パレードへようこそ』が観たいですね!

(うしお)

法政大学Prism(LGBTsサークル)'s Ownd

業界最"ゆる"サークル

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