GID学会参加

第20回GID(性同一性障害)学会に参加してきました!!
お久しぶりです!!
Prismの学術担当ことぽんずです!!(今勝手に自分で任命しました)

今回は3/24,25に東京・御茶ノ水で行われた「GID(性同一性障害)学会 第20回研究大会」に2日目の25日だけですが参加してきましたのでその報告です!!

僕自身は前々回前回今回の3回目の参加なのですが、学会自体は今回でなんと第”20”回!!
こんな節目の回に参加できてなんだか嬉しいですね。

1人で学会に参加するのが実は初めてだったのですが… 前回の学会で懇親会や交流会にも参加できたおかげで、1年ぶりにお会いする方ともお話できたりと、非常に充実した時間を過ごすことができました。
好きに動けて、好きに話せて、1人の方が楽しいかもしれないですね笑

ここで、僕の中で1番インパクトのあった演題について少しだけ。

京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻の菅沼信彦先生による教育講演2「子宮移植の現状と今後の可能性」です。

ざっくり言うと以下の3点です。
・元々子宮のない女性や病気のために子宮を摘出してしまった女性が、自分の遺伝子を子どもに残し、かつ、自分で出産することは今までできなかったが、ほかの女性やトランス男性(FTMとほぼ同義,生物学的には女性で性自認が男性である人,この呼び名がナウいらしい)から移植した子宮で子どもを産むことが可能になりつつあること。

・トランス男性の皮膚細胞などからiPS細胞を用いて、精子を作製し、パートナーの女性の卵子と人工授精させて子宮に戻したり、同様にトランス女性から卵子を作製し、パートナー男性の精子と人工授精させて、移植子宮または代理母の子宮に戻すことで、トランスジェンダーも自らの遺伝子を引き継ぐ子どもを残すことができるようになるかもしれないということ。

・人工子宮や人工胎盤が作れるようになって、そもそも子宮の移植は必要なくなるかもしれないこと。
特に2点目の『トランス男性から精子を作製』『トランス女性から卵子を作製』という点については、「理論的にはできそうだけど、技術的な問題として実際はどうなのだろうか」と高校生頃から長らく疑問に感じていました。


僕は大学時代、医学寄りの生物学を主に学んでいたのですが、大学4年間かけても、大学の教授に聞いても明確な答えは得られず…。
でも、今回の講演を聞いて『「理論的には」可能』だという話を聞けただけでものすごく感動して、今回も参加できてよかったです。
ちなみに、『「理論的には」可能』だけど、「倫理的な面」はまだ定まっていない事項が多いので、法整備などを進めていく必要がありそうです。

はい笑
少し熱くなりすぎちゃいましたかね苦笑
すみません汗
ということで、今回も医学系社会系ジャンル問わず興味深い演題だらけの学会でした。
次回、1年後の会場は岡山ということで参加できるかはまだわかりませんが、ぜひ報告という形でまた皆様にお会いできたらと思います!!(今から行く気満々です笑)
長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それではまた!!

(ぽんず)

法政大学Prism(LGBTsサークル)'s Ownd

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